2025年11月9日(日曜日)
3年に1度開催される、瀬戸内国際芸術祭。いよいよ今日が最終日となりました。今日は、駆け込みで、本島と高見島に行くことにしました。
日帰りなので、朝早く出発して、丸亀港7時40分発のフェリーに乗船し、8時15分には本島に到着しました。まずは、バスに乗って、笠島地区へ。
まだ、作品展示がオープンしていない時間なので、まずは、屋外展示の作品をひとつ見ました。

「水の下の空」という作品です。船の下の鏡に空が映って不思議な感じがしました。
そのあと、私設の展示をしている「吉田邸」を見学。

築100年の建物に、なんでも鑑定団にも出たお宝がたくさんあるようです。
中に入ると、他には誰もお客さんがおらず、ひとつひとつ、丁寧に説明をしてくれました。築百年の建物は、1本の杉の木で梁を組んでいて、昔の大工の技術の高さがうかがえます。

世界に350個しかない、ピカソの花器もありました。花瓶の底に書いているサインも見せてもらいました。

撮影は不可でしたが、なんでも鑑定団で1500万円の値がついた掛け軸も、説明してもらいました。すごいです。他にも、江戸時代のお弁当道具や装飾品など、いろいろなお宝を説明してもらって、面白かったです。
そうこうしているうちに、9時半になって、作品の見学スタートです。
まず初めは「House of Shadow(影の家)」という作品です。

部屋全体に、大きな影絵が置かれていて、白い幕だけではなく、畳や壁、建物全体に影が映っている様子がおもしろかったです。

次は「SETOUCHI STONE LAB」です。採石した原石などを素材にした作品です。

ただ置いているだけのように見えなくもないですが・・・。石のひとつひとつを見ると、刻印がされていて、重さが記されているようです。

これは青木石という石だそうです。700と書いているので、700kgなのかな?
「無二の視点から」という作品です。その場にある石を使って、サンドペーパーを削り、作品を作ったとのこと。

丸亀城の石垣の麓に転がっていた石を使って、丸亀城を描いています。

次の作品は「レボリューション/ワールドラインズ」です。
鏡を使って、実像を虚像が組み合わさって見える展示です。


どれが実像で、どれが虚像がわかりますか? 見ていてちょっと混乱しますが、おもしろい作品だな、と思いました。

これは、島の天然石を使って、惑星の軌道をイメージした作品のようです。
そして「Moony Tunes」という作品。これは、月、地球、宇宙のつながりを表現した作品とのこと。

手前は月を表現していて、イタリアの大理石だそうです。奥の部屋に吊り下げている石が、地球を表しているようです。
笠島地区は、重要伝統的建造物保存地区に指定さてているそうです。塩飽(しわく)諸島(瀬戸内海のこの近辺の島々のことだそうです)の中心都市として栄えた場所で、江戸から明治には「塩飽大工」が活躍したそうです。

そして、泊港地区へ移動。
「うみのえまつり」という作品。体育館に展示されていて、とにかく作品の大きさにびっくり。

「ディスパッチ」という作品です。本島などの地域住民から集めた衣服や小物を使って、大きなタペストリーを制作。

そして「咸臨の家」という作品。咸臨丸の水夫だった方の生家が会場で、江戸時代の杉戸絵やモスクのタイル画などから発想した作品のようです。

あいにく、天気が今ひとつで外からの光量が少なかったのが少し残念ですが。。
本島は結構見ごたえがあって、見終わったら12時頃になっていました。見ごたえのある作品がたくさんで、楽しめました♪
次は、高見島へ。12時25分発の高速船で、13時に高見島へ到着。芸術祭がなければ、来ることもなかっただろうなと思いますが、来ることができてよかったです。ほとんどが山のようで、人の住める場所は本当にわずかのようです。そのため、ほとんどの建物が斜面に切り立つように石垣を組んで建てられています。そして、現在暮らしているのは数十人だそうです。



高低差があって、歩くのが大変ですが、石垣づくりの迷路のような路地が張り巡らされた町は、その風景自体も作品のように感じました。
高見島一つ目の作品は「エイリアンフード 島の外来種」です。
島でとれた外来植物などでお茶やカレーを作り、それを食べてもらうことで、島のことや食料バランスについて考えてもらう、というもののようです。
「エイリアンカレー」食べてみました。

カレーにかかってる緑のソースは「セイタカアワダチソウ」という外来植物のソースで、他の材料もすべて、日本原産ではないようです。

そう考えると不思議な感じがしますが、カレー自体は、すごくおいしかったです☆
そのあと、食べた直後でしたが、郷土料理「茶粥(チャガイ)」のお接待があったので、いただきました。

サツマイモの甘さと、お漬物の塩味がちょうどよくて、おいしかったです。
「高見島アートトレイル」という作品。複数の作家の作品を各所にちりばめて展示している規格のようです。そのなかで、中塚邸に展示してる作品が、作品ももちろんですが、建物の見ごたえもすごかったです。





建物の瓦に十二支が乗っていて、かわいかったです。
次は「まなうらの景色」という作品。細いステンレス線を無数につなぎ合わせた作品です。

次は「はなのこえ・こころのいろ2025/高見島パフェ」です。


次の作品は「過日の同居」。


2019年から継続して廃村になった村を取材しながら、作品制作に取り組んでいるようです。作品の色づかいがカラフルで、いいな、と思いました。
「時のふる家」です。

真っ暗な部屋の中に、白く光るガラスが・・・。どういう仕組みで光っているんだろうと思って、外に出てみると、

こんな感じでした。外の光がガラス板の中で屈折しながら光っていたことがわかりました。光の性質をうまく使った作品だな、と思いました。
最後、屋外作品がふたつ。「Merry Gastes」と「島のための塔」です。


最後に、瀬戸内国際芸術祭2025最終日、あいにくの天気でしたが、おかげで人出は少なかったようで、作品自体はすごくゆっくりとみることができ良かったです。
やはり、島には独自の文化があって、その文化と作家さんの感性が融合して、作品が出来上がっているんだな、ということをすごく感じました。
次の芸術祭は3年後。まだまだ、行ったことのない地域や島があるので、次回も楽しみにしたいと思います。


コメント
一つ一つ作品の説明ありがとうございます!奥が深い感じです( ꈍᴗꈍ)数十人の島はすごいですね。行かないようなところに行く機会があり、色んなもの人に出会える素敵な芸術祭ですね★また3年後楽しみですね♫
吉田邸…行きたかったです。お宝がいっぱいなんですね。1500万円はすごい!
エイリアンカレーってなかなかインパクトのある名前ですね。
本当に島独自の文化を感じます。島の古民家がアートですもんね。
僕も3年後開催を楽しみにしてます。
作品の殆どが規模が大きいのにビックリです。
カレー・・・セイタカアワダチソウも食べられるんですね。そこら辺にあるあれですよね。